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鈴木大智ニュース

PFOS等の水質調査結果を市が公表

34か所中16か所で指針値を超過!

 2024年度に小平市が実施した井戸の水質調査が市のホームページで公表されました。市民のみなさんの請願や党市議団が市に実施を求めてきたもので、市民から61件の申し込みがある中、市内を4ブロック(北西部、北中部、北東部、南部)に分け、各ブロックを8~9か所を調査したものです。結果は34か所中、16か所で国の暫定目標値である1リットル当たり50ナノグラムを上回るもので、一番数値が高かった箇所では230ng/ℓと高濃度のPFASが検出されており、住民のみなさんから不安の声が寄せられています。

市へ調査の継続と拡充を要望

 党市議団はこの結果を受け、市に対し暫定目標値を上回った箇所の再調査と来年度以降の調査個所の拡充を要望しました。市は「希望された方、全員に対し調査ができなかったこと、また毎年水質調査を実施することでPFOS等の濃度の経年的な推移や汚染状況の広がりを把握できることから水質調査の継続的な実施は重要である」との認識を示していますが、再調査の動向に関しては「東京都の調査の予算の動向を見ながら検討していく」との姿勢を示しています。

血液検査の実施を引き続き求めていきます

 PFAS(有機フッ素化合物)は発がん性など人体への影響があり、自然界で分解されにくく長期間にわたり環境を汚染することから「永遠の化学物質」と呼ばれています。

多摩地域では米軍横田基地や工場などが発生源とされており、小平市では過去に東京都福祉保健局が2020年に飲用井戸の調査を行い、市内3か所の井戸で暫定目標値を超え、最大で指標値の4倍の200ng/ℓという高濃度の値が検出されています。また2020年7月には小川浄水場にてPFOS及びPFOAの合計が280ng/ℓと超過していたことから取水停止(*現在は、都水道局が取水を再開)されていました。

こうした状況を受け、住民のみなさんからは「希望する市民への血液検査の実施」を求める切実な声が多く寄せられています。市民のみなさんの命と健康を守っていくためにも、これからも全力でPFAS水汚染問題について取り組んでいきます!

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